師走と大掃除

こんにちは!吉村電機です。二〇二〇年最後の月、十二月になりました。毎年思いますが振り返るとあっという間に感じます。皆さんはどう感じますか?それとも振り返る間もなく、慌ただしく12月をお過ごしですか?

師走とは

師走の読み方は『しわす』又は『しはす』と読みます。もともとは旧暦の12月のことを表していましたが、現在の新暦でも12月の別名としてよく見聞きします。

『師走』の意味や由来についてはいくつかあるようですが、代表的なものでは『師』(僧侶) が忙しく走りまわっている姿から師走という言葉が使われるようになったと言われています。日本は古くから年末になるとお坊さんにお経を唱えてもらう風習があったため、『師』がお経をあげるために、東西を馳せる月ということで『師馳す』が語源となったと言われています。語源を知ると面白いですよね。現在はお盆の時期がお坊さんは特に忙しいイメージがありますが、昔は師走の時期(正月前)も同じく忙しかったようです。地域によってはこの風習が今なお残っているところもあるそうです。

大掃除とは

年末の大掃除とは『煤払い(すすはらい)』が由来となっている風習です。1年の汚れを払い、清めます。気持ちよくお正月を迎えるにあたり家の中や外を掃除する行事ですが、単なる掃除ではなく歳神様を迎えるための行事でもあります。

正月事始めと鬼宿日

12月13日は『正月事始め(しょうがつことはじめ)』の日で、お正月を迎える準備を始める日とされ、この日から掃除をすると良いといわれています。この時期、「〇〇神社で毎年恒例の煤払いが行われました」というニュースを目にすることもあると思います。もともとは12月8日の『事始め』からお正月の準備をしていましたが、江戸時代の頃は最高に縁起の良い日とされる『鬼宿日(きしゅくにち)』が毎年12月13日だったため、歳神様を迎えるにふさわしい日と言われ12月13日が『正月事始め』の日として浸透していったそうです。現在は旧暦と新暦にずれがあるため、毎年12月13日が鬼宿日になるわけではないので、毎年確認が必要です。この日は鬼が宿にて出歩かない日とされているため、何をするにもとても縁起がいい日。お財布を新調したり、お引越しをしたり。ただし注意しなければならないのが『婚礼』以外となります。鬼がいる宿(家)に嫁入りすると、鬼と嫁が鉢合わせてしまうからとか。ちなみに2020年は12月11日が鬼宿日となっています。なにか始めたりすると良いかもしれません。

海外の掃除事情

欧米では、Spring-cleaning(スプリング・クリーニング)といって、春に大掃除をします。地域差はありますが、寒さが厳しい冬の間に暖炉やストーブを使用すると “煤(すす)”で汚れるため、暖かくなり使用しなくなってから掃除をするという習慣があるそうです。『春の大掃除』ということになります。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドも同様の習慣があるそうです。ここには書ききれませんが他の国でも同様の習慣があるところはたくさんあると思います。春の大掃除は、気候があたたかいので冬場に比べると気持ちよさそうだなと思いました。12月の寒い時期に行う日本の大掃除は空気が冷たく寒いので、水を使っていると本当に冷たく寒いなー冷たいなーと感じますが、その寒さや冷たさが気持ちも一緒にクリアにしてくれる気がして、冬の年末あたりの大掃除は個人的には好きです。

吉村電機の大掃除

吉村電機では、日頃から整理整頓やマメに掃除をすることを心がけています。ただ普段なかなかできないようなところであったり、広範囲の部分は12月の大掃除に行うようにしています。例えば、窓にはブラインドがついているので、隙間を丁寧に拭き上げたり、床の黒ずみをこすって取ったり。普段の掃除は気づいた時に少しずつ行っていると大変なことではないのですが、ためてしまうとものすごく大変に感じてしまいますので、少しずつ行うようにしています。整った空間にいると気分がとてもいいですし、頭がクリアになり仕事の効率もあがる気がします。年末年始の休み前に大掃除をすると、「今年も終わりか!」と、けじめがつくというか区切りがつき、来年を迎える準備が整います。年明けから良いスタートダッシュがきれそうだなと毎年感じています。

さいごに

今年も残りわずかとなりました。2020年は新型コロナウイルスの影響によりさまざまな変化のある年となりました。吉村電機もホームページをリニューアルし今までとは違ったカタチで様々なことを発信してきました。たまたまホームページを見つけた方もそうでない方も記事を読んでくださりありがとうございます。

2021年は、より専門的な電気に関わる内容を発信していきたいと思っています。この記事が年内最後の記事となります。今年もありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします!皆さまよいお年をお迎えください。

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